医師が病気とアスベストの関係性を認めなくても、アスベスト被害給付金の申請はできます!
アスベスト被害給付金の申請を諦めないでください!
主治医の診断は絶対的なものではありません!
当事務所にご相談にいらっしゃった方から、「主治医がその病気は『アスベストが原因であるとまでは言えない』といっていますが、アスベスト給付金の申請は可能ですか?」といった趣旨のご質問をいただくことがあります。
結論からいうと、医師が病気とアスベストの関係性を認めなくてもアスベスト被害給付金の申請はできます!アスベスト給付金において、病気とアスベストの関連性を最終判断するのは、主治医ではなく、国などの審査機関側だからです。
また、医師は、少しでも別の可能性がある場合には「アスベストが原因とまでは言い切れない」と微妙な言い回しをしてくることがありますが、疾病の内容や検査結果によっては実務上アスベストが原因と認めるケースも多くあります。さらに、アスベスト関連疾患は比較的珍しい病気なので、医師も経験が少なく、アスベストが原因である検査結果(胸膜プラークなど)を見逃されているケースさえあります。
このようなことから、主治医の言うことを鵜呑みにするのではなく、申請をするだけはして、審査機関側のアスベスト関連疾患に詳しい医師に診てもらった方がよいケースが多くあります。ただし、給付金の申請にあたり、医師の診断書やカルテ、検査記録などの医療記録は必要です。ご依頼をいただければ、なにかと煩わしく、時間のかかる病院への医療記録の取り付けや病院・医師との連絡などは弁護士が行ないますので、経験が豊富な弁護士への依頼をオススメしております。
当事務所の案件でも、医師が「「胸膜プラーク、胸膜肥厚などのアスベスト肺、じん肺の特徴は認めない。」」という診断書が発行されていたにもかかわらず、アスベスト関連疾患を認めさせる意見書を弁護士が提出することで、労災認定に漕ぎつけた案件があります。
主治医が病気とアスベストの関連性を認めなくてもアスベスト給付金の申請はできます。主治医の言葉で「ダメだろう」と諦めずに、早めに弁護士へご相談ください。