「病院に行ったら、肺ガンと言われた。昔働いていた会社は今はもう無い。職場がアスベストを取り扱っていたかどうか調べたい。」、「工場の近くに住んでいて、そこで働いたわけではないが、肺がんと言われた。あの工場はアスベストを取り扱っていたか?」という疑問は当然あると思います。
神奈川県内のアスベスト事業者の一覧
国は、(元)従業員と周辺住民への注意喚起や健康確認のために「石綿ばく露作業による労災認定等事業」を厚生労働省のホームページで公開しています。
公表内容
アスベスト事業者の一覧をみると、事業場名、事業場所在地、石綿ばく露作業状況、事業場における石綿取扱い期間、石綿取扱い状況、その企業(事業場)に務めていた人が労災保険又は石綿健康被害救済の申請して何件支給決定を受けたかがわかります。
神奈川県内のアスベスト事業者
神奈川県内のアスベスト事業者(令和2年度)を見ますと、県内で474件の事業所がアスベストを取り扱っていたことがわかります。
アスベスト被害の給付金は、複数用意されています。
「工場の近くに住んでいる近隣住民は、そこで働いていないから、給付金の対象外だろう」
「アスベストを取り扱っていた工場で働いていたけど、私は事務職で直接アスベストに触っていないから給付金の対象外だ」
「何年も前に働いていた会社のことだから、証明できない」
「アスベストを取扱っていた会社は、倒産・廃業してしまったから、もう無理だろう」
などと早合点せず、アスベスト事業場で勤務されていた方、アスベストを取り扱った工場の近隣にお住まいの方は、お気軽にご相談ください。