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中皮腫って何?

「アスベストが原因で中皮腫になった」「医師から中皮腫はアスベストが原因であることが多いと聞いた」「中皮腫と診断されたので、労災やアスベスト被害給付金を申請したい」など、中皮腫を患っている方からの問い合わせは多いです。このコラムでは、中皮腫について取り上げます。

下記リンク先の肺の写真は、タバコの害の説明でよく用いられる肺の写真です。肺は左右にひとつずつあります。空気を溜め込むので風船のイメージがありますが、正確には他の臓器を覆う形をしています。左右の肺の間には「縦隔(じゅうかく)」があります。

豆知識ですが、縦隔には食道や心臓などがあります。非喫煙者の画像を見ると、左肺(正面から写真でみると右側です)の下が短い(くぼんでいる)のは、この部分に心臓などがあるからです。

また、内臓は、複数の膜に覆われています。肺を覆う膜を医学用語では「胸膜」といいます。心臓を覆っている膜は「心膜」といいます。肝臓・胃・腸などを覆っている膜は、「腹膜」といいます。

中皮腫は、この「胸膜」「心膜」「腹膜」などにできる悪性腫瘍(ガン)です。より医学専門的には、「肺、心臓、消化管などの臓器の表面と体壁の内側を覆う漿膜(当事務所注釈:しょうまく)の表面にある中皮細胞に由来する悪性腫瘍」(労働調査会『アスベスト関連疾患日常診療ガイド』独立行政法人労働者健康安全機構2018年21頁)です。

中皮腫のうち、胸膜中皮腫が90%弱を占め、腹膜中皮腫が10%程度、心膜中皮腫や精巣鞘膜中皮腫が1%程度の割合とされています。

中皮腫は、労災や健康被害救済制度などのアスベスト被害給付金の対象疾病です。給付金申請のご相談は、アスベストに詳しい弁護士がいる弁護士法人シーライトにご連絡ください。

この記事の監修弁護士

弁護士法人シーライト

副代表弁護士 小林 玲生起

神奈川県弁護士会所属。藤沢生まれ、藤沢育ち。アスベスト給付金申請の代理業務については弁護士向け教材の講師を務めるなど、詳しい知識を持つ。

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