職業 | ボイラー工 |
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勤務形態 | 正社員 |
現在の状況 | 故人 |
年齢 | 80代 |
病名 | 肺がん |
喫煙歴 | 喫煙習慣あり(20年以上) |
ばく露時期 | 昭和40年(1965年)~昭和63年(1988年)頃 |
ばく露年数 | 約23年 |
ばく露した状況 | 被災者は、ボイラー指導員として、工場設立に伴うボイラーの設置・検査・試運転を行なった際に、石綿含有の保温材や石綿クロスを使用・加工することによりアスベストにばく露した。 |
ばく露場所 | 神奈川県横浜市磯子区 |
申請をお勧めした給付金制度 | 建設アスベスト給付金制度 |
申請から受給までの期間 | 約1年1ヶ月 |
ご依頼いただいた経緯
被災者の方は、生前、ボイラー技士として就労なさっていて、仕事中にアスベストにばく露したことにより、肺がんで亡くなりました。治療中に労災の認定を受けていたため、ご遺族は労災の給付金を受け取っていました。そのような状況で、たまたま息子様が当事務所のホームページを見て「労災以外の給付金を貰えるならば」と、お問合せくださいました。
受給内容
- 建設アスベスト給付金 約500万円
※労災保険は、当事務所へご依頼前に申請・受給済み
お客様のお声
被災者のご遺族より「様々なご対応を賜り誠にありがとうございました」と感謝のお声をいただきました。
弁護士のコメント
本件は、既にご自身で労災保険の申請をなさっていた事案でした。ただ、労災とは別に建設アスベスト給付金がもらえるということをホームページでご覧いただいて、お問合せいただきました。
詳細をご面談でお伺いしたところ、当時の勤務先から補償金(弔慰金)を受け取っていたことがわかりました。受け取った補償金に応じて給付金が減額されることや、試算したおおまかな給付見込額をご説明し、その後ご依頼いただきました。ご依頼いただいた後は、まず、当事務所で官公庁への資料取付けを行ないました。資料が揃ったところで厚労省への申請を行ない、無事、給付金の支給に至りました。
既に労災保険の給付や勤務先から補償・賠償がなされている事案であっても、本件のように、数百万円以上の建設アスベスト給付金の申請ができるケースがあります。ただ、給付金の存在自体をご存じないために、そもそも給付金を受け取れることを知らない被害者やご家族、ご遺族も多くいらっしゃると思います。
建設アスベスト給付金は、最大で1300万円の給付金を受け取れる制度です。アスベスト被害に遭われた方は、お気軽に当事務所の無料相談をご利用ください。