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医師の石綿関連性否定に諦めず当所の意見書等で労災認定させた事例

解体イメージ
職業大工・解体工
勤務形態その他
現在の状況故人
年齢70代
病名肺がん
喫煙歴喫煙習慣あり(20年以上)
ばく露時期昭和39年(1964年)~平成17年(2005年)頃
ばく露年数約41年
ばく露した状況大工・とび職・解体工としてアスベストの粉じんの舞う建設現場・解体現場に従事したことによって、アスベストにばく露した。
ばく露場所東京都大田区、西武渋谷店建設工事
申請をお勧めした給付金制度労災保険
申請から受給までの期間約1年1ヶ月
目次

ご依頼いただいた経緯

父が亡くなり、少し時間が経ってから、生前に粉じんまみれで帰宅していたことだったり、肺の疾患で病院へ何度も通院していたり「俺も劣悪な環境で労働していたので、あまり先は長くない」と話していたことを思い出しました。
そこで調べてみたところ、アスベスト被害というものを知りました。自宅近くの法律事務所を含めて、何社か問い合わせをしてみましたが「労災認定されてから再度お問合せてください」「診断書を作ってもらってください」と相談自体を受けてもらえないという対応でした。
しかし、シーライトに問い合わせをしてみたところ、そういった状況でも「相談に乗ります」「申請してみましょう」と言ってくださったことで依頼することを決めました。

受給内容

労災保険
  • 被災者の奥様へ300万円(遺族補償一時金
  • 被災者の奥様へ約200万円/年(遺族補償年金

お客様のお声

まさか労災認定されるとは思っていなかったので、とてもビックリしました。正直な話、私を含めた家族がお金に困っていたという事情もありましたので、労災保険の給付が決定されたことにより、金銭面での不安・心配事がなくなりました。
また、給付金に関しては、申請が通るか否かで、0円か遺族補償一時金300万円+遺族補償年金は毎年200万円かと大きく結果が変わり、私達家族の今後の人生に影響が出ますので、給付金の支給が決定したという結果になり非常に助かりました。

弁護士のコメント

本件は、他の法律事務所に相談自体断られたり、あまりよい反応をしてくれなかったという経緯がありながら、何とか当事務所まで辿り着いてお問合せいただいた件でした。確かに、診断書には「胸膜プラーク、胸膜肥厚などのアスベスト肺、じん肺の特徴は認めない」とあり、労災認定してもらうのが難しい案件ではありました。
しかし、被災者は何十年も建設業に携わっていたこと、ご家族が「粉塵で真っ白になって帰宅した被災者」を何度も見ていたことなどから、アスベストや粉塵が肺がん発症に影響していることは明らかであると考えられました。

そこで、当所でも独自に胸部CT画像を精査して、胸膜プラークその他のアスベスト関連疾患に特徴的な医学的所見がないか検討しました。そうしたところ、わずかなものでしたが、胸膜プラークらしき画像を発見することができたため、それをピックアップしたうえで「胸膜プラークがあるので、肺がんが労災認定されるべき」旨の意見書を労基署に提出いたしました。

他にも、勤め先が昔ながらの建設業者であったので、雇用契約書等もなく、厚生年金記録もなかったため、建設業者に務めていたことを立証するため、ご遺族と共同して、元勤務先の写真、建設業に関する教育証などを探し出し、元勤務先に連絡し勤務していたことの証明書などを作成してもらいました。

「医者がそう診断しているからダメだ」「証拠が見つからない」と簡単に諦めるのではなく、上記のような地道な積み重ねによって、労災認定基準をクリアしていき、認定に至ったものと自負しております。アスベスト被害については「医師がアスベストと関連がないと言っているから…」「昔のことで到底勤務していたことを証明できないから…」と最初から諦めるのではなく、「ダメ元でもともかく申請してみる!」という姿勢が重要です。

当事務所では、無料電話相談も常時受け付けていますので、ご自身やご家族がアスベスト被害に遭ったと思われる方は、お気軽にお問合せください。

アスベスト給付金に関するご相談は、15分無料電話相談、初回面談無料相談を実施しておりますので、お気軽にお問合せください。

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